《性依存日誌3》盗撮防止のために携帯のカメラを封印、そしてGPSも

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性依存日誌

盗撮防止のために携帯のカメラを封印、そしてGPSも

盗撮は繰り返してしまうものです。僕も「自分は大丈夫」と思っていましたが、結局は再び行ってしまいました。

自分の意識を変えるのも大事ですが、最も効果があるのは物理的に盗撮出来ないようにすることです。

  • 携帯のカメラは接着剤を使って隠す。
  • GoogleマップのGPSでどこにいるのか家族が監視できるようにする。

こうすることで、やろうと思っても出来ない状態を作りました。

盗撮ではカメラを使えないようにするのが効果的ですが、他の依存症では行く場所や所持金を制限して問題行動を防ぐということも知りました。

クリニックに来たことで、他のみんなも同じように苦労している様子が分かりました。

携帯のカメラを封印して困ったこと

盗撮をしないために、カメラを使えないようにするのが一番効果ありました。

しかし、困ったこともあります。日常生活でカメラが使えないのです。

  • QRコードが読み取れない。LINEの登録はQRコードを読み取る側でなくマイQRコードを出す側にならないといけない。
  • 写真を撮れないので、他の人に写真を送ることが出来ない。
  • カメラをふさいでいるため、他の人に携帯を見られると不審がられる。

友達や親しい人といる時に、このような場面に出くわしてしまう恐れがあります。

特にカメラを塞いでいるのは、勘の良い人からすれば「えっ」と思ってしまうかもしれません。

そして盗撮していたという事実がバレてしまうのでは…とビクビクしてしまいます。

だから、自然と人と交流を持たないようになりました。昔の友達や趣味の仲間とは連絡を取らなくなりました。

閉じこもってはいけないけれども、人との交流がしにくいというどっちつかずの状況に苦しんでいます。

まだ普通の生活を送るつもり?

2回目の事件の後、実家の家族に携帯のカメラを封印してもらいましたが、仕事でカメラを使う場面もあったため携帯を新しく変えました。

しかし、これが失敗でした。タガがはずれて「ちょっとだけやってみよう」と始めてしまい、結局は止められなくなってしまうのです。

カメラの封印やGPS…そこまでする必要があるのかと考える人も多いでしょう。僕も以前はそのように思っていました。

しかし、今回の事件で僕以上に妻は苦しい思いをしています。

毎日のように涙を流していました。生きる楽しみがないとまで言っていました。

また、実家の家族にも大きな迷惑をかけてしまいました。

それを考えると、携帯のカメラが使えないくらいは大したことないというか、これで盗撮が出来なくなることで少しでも心配が和らぐなら、多少の生きづらさは我慢しようという気になれました。

大切な人達をここまで傷つけておいて、まだ「普通の生活」を送ろうとしていた自分が情けなく思えてしまいました。

どこまでやれば、信じてくれる周りの人達に少しでも安心してもらえるかを考えて行動に移すことが大事ですね。

これを機に、余計な人間関係を切り捨てて、そのエネルギーや時間を今後の必要な生活のために使っていこうと思います。

グループミーティングで相談

ある日、性依存のグループミーティングで携帯のカメラが使えないことを相談しました。

「QRコードはセキュリティ上不安があるのでやらないようにしている」

「カメラが壊れているので使えない」

と言うようにするというアドバイスをいただきました。

また、カメラが使えないのは不便だと共感もしてもらいました。

世間だと、カメラをふさいだ携帯を持っている人は怪しい目で見られるかもしれませんが、事情を知っている人の中では理解してもらえます。ありがたいです。

妻 「いざという時は携帯貸すよ」

後日、農業の一日単発バイトに興味を持っていろいろ調べていたところ、良いのがありました。

しかし、出勤時に提示されたQRコードを読み取らなくてはいけないのです。

カメラをふさいでいる僕は、そこで勤務できません。その話を雑談で話したところ…

「そういうことなら、一日なら携帯貸すよ」

と言ってくれました。

そこまで本気で協力してくれるなんて!感激しました。

でも、農業バイトは他にもあるので、違うところで登録します。

とにかく、妻の本気度を見たのでそれに応えたいと思いました。

メインページで自己紹介もしていますので、よければご覧ください。

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