今年一年を振り返って(事件から現在まで)

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性依存日誌

今年は事件を起こしてから激動の一年となりました。

いい年だったとは言えませんが、今後生きていく上で必要な一年だったと思います。

思い出すのが苦しいこともありますが、振り返るためにまとめてみました。

事件を起こすまで

正直なところ、事件を起こすまでは見つかってはいなかったものの、ずっと盗撮をしていました。

仕事が終わってから、夜盗撮をするために「物色」をしていました。

かなり長時間にわたってです。

これが自分の生活の中で習慣となってしまったのです。

他にも楽しいことがたくさんあったのに、それよりも盗撮のことばかりを気にしてしまっていました。

事件を起こして

そして3月に、逮捕はされなかったものの事件化しました。

見つからなければいいだろうなどと思っていたものが見つかってしまい、絶望感でいっぱいになりました。

こんな時に思うのは、今後の生活や家族のことなど、自分の保身のことばかりです。

色々な弁護士をあたって、それぞれの話を聞きながらどこにお願いするかを決めました。

また、職場にはバレなかったものの、本当のことを隠したまま平然を装って仕事するのは苦しかったです。

とにかく、どうしようとあたふたした毎日を送っていました。

仕事を辞める決断

事件後、精神科のクリニックを受診しに行きました。

そこで、性の依存症と診断され、平日に一年間通い続けないと治らないと言われました。(正しく言えば、完治するというものではありません)

平日にクリニックに通うということは、仕事を辞めるということです。

土曜日にだけ通って仕事は続けるという方法もありました。

しかし、そんな中途半端な考えでは日々の仕事の忙しさで治療のことを次第に考えなくなってしまうことは明らかでした。

こうして、クリニックに通うため仕事は辞めることにしました。

辞めることを職場に伝える時には本当のことは言えず、介護のためと嘘をつくしかなかったです。

最後の一ヶ月は、絶望の気持ちの中で仕事の引き継ぎをして、どうにか辞めることが出来ました。

ほぼ毎日クリニックに通う

仕事を辞めてからすぐにクリニックに通ってプログラムを受けました。

最初は他の人と話せるかということが不安でしたが、皆さん良い方で早く馴染めました。

無職でクリニックに通い続けるなんて、自分の人生が終わってるなと感じました。

しかし、それよりも盗撮ということを平気でやっていることの方が人として終わっています。

自分の問題行動のことは、医者にしか話すことが出来ませんでした。

それが、クリニックではスタッフさんはもちろん、他のメンバーの方にも隠さず話すことが出来ます。

特にミーティングでは、自分の問題行動に対して細かく話し、他の人の考えも聞くことが出来る大切な時間です。

自分の内面と向き合う

プログラムでは、講義やグループワークなどで自分の内面を深掘りし、気付きを得ることが出来ます。

僕は、自分が子供の頃から周囲の反応を気にしすぎてしまって、思ったことを表現出来ずにいました。

そのような性格が、コソコソと盗撮をするような自分につながってしまったと気付きました。

今まで、普段の忙しさに追われて、自分自身のことを深く考える余裕なんてありませんでした。

しかし、クリニックに通うことでその機会を得ることが出来ました。

依存症と向き合っていくためには、自分のことを深掘りしていく必要があると考えています。

不起訴処分になる

事件を起こしてから半年、不起訴処分となりました。

事件後の数ヶ月間、取り調べで呼ばれず、進展がないことが気になっていました。

半年経ってようやく送検され、検察に呼ばれることなく不起訴処分が確定しました。

弁護士からは、示談になったことと、仕事を辞めてクリニックに通い続けたことが大きいのではないかと言われました。

弁護士にもクリニックにも感謝でいっぱいです。

しかし、有罪であろうと無罪であろうと、やったことには変わりないですし、治療も続ける必要があります。

特に、処分が確定するような節目の時こそ、油断して問題行動を起こしやすいということは依存症を勉強して学んだことです。

そんな油断する可能性も想定して、日々過ごしていました。

生活を立て直すために

がむしゃらにバイトする

失業手当はもらっていますが、それ以外の収入がないため、バイトをしています。

クリニックに通わない日に単発でバイトをしています。

最初は農業の単発バイトをしました。

自然に触れながら、農業の大変さや魅力を味わうことが出来ました。

しかし、問題が…。

どこも郊外で遠すぎるため、ガソリン代と時間がかかりすぎるのです。

また、案件も少なく、すぐに定員になってしまいます。

そこで、軽作業の単発バイトをするようになりました。

同じ作業を一日中繰り返すので、時間が経つのが遅く感じます。

作業の内容も人当たりもきつい現場もあります。

しかし、一日働けば1万円近くもらえるので、辛抱しながら働いています。

今後の仕事について考える

バイトをしながらも、今後の仕事について考えていました。

今の年齢で未経験でも出来る仕事をいろいろと調べました。

農業、生協の宅配など、可能性のあるものが見つかりました。

今のところ、ウェブマーケターを一番仕事にしたいと考えています。

そのためには、専門的な知識をつけるためにスクールに通う必要も出て来ます。

試行錯誤しながら、実現できるように歩んでいきたいです。

また、日々自分を見つめていく中で、やりたいことも変わってくるかもしれません。

その都度、ベストな選択をしていきます。

来年一年の漢字

このような感じで、様々なことがあった一年でした。

そして、自分の来年一年の漢字を考えてみました。

「未」です。

本当は「復」にしようかとも思いましたが、「復」だと事件当時の自分に戻ることになってしまいます。

これでは、本当に自分を立て直したことにはなりません。

そうではなく、「未だかつてない自分」に変わる必要があると思っています。

来年も、自分を見つめていき、変えていきたいと思っています。

メインページで自己紹介もしていますので、よければご覧ください。

セキララ性依存日誌

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