《性依存日誌61》被害者への謝罪について考える

僕がしてしまった盗撮には被害者の方がいます。

謝罪について、自分の今の考えをまとめてみました。

被害者のいる性依存

性依存症の人にも、被害者を出してしまった人とそうでない人がいます。

このように、性依存は被害者を出してしまうものと、出さないものに分かれます。

実際に性依存のミーティングに参加していると、被害者を出してしまった方が多いです。

僕も盗撮で被害者を出してしまっています。

性依存症になるにしても、被害者を出さないものでありたかったです。

どう謝罪するかを考える

被害者を出してしまった場合、謝罪するということをまず考えると思います。

しかし、被害者の方とは直接接触が出来ないため、示談という形しか出来ません。

今回は示談が成立しましたが、過去の事件では成立しなかったこともあります。

被害者の方からすれば、加害者に対して嫌悪感でいっぱいで、顔を見るのも嫌なはずです。

だから、直接何かを伝えようとするのは逆効果なのです。

では、何が出来るでしょうか。

被害者が加害者を嫌っている気持ちは変えられません。

しかし、他人は代えられないかわりに、自分は変えることが出来ます。

それは、自分の生き方の回復をすることです。

一日一日、行動を変えていくことで内面を変えていく。

そうすると、自分の話し方や姿勢などに回復が見えてきます。

それが間接的にはなりますが、被害者の方へ出来る謝罪です。

事件直後は考えられなかった

そうは言っても、事件の直後は被害者の方への謝罪を考える余裕はありませんでした。

これからどうしようということばかり、考えていました。

ただ、示談はする必要があったので、形式的な謝罪文は書きました。

本当なら当時書いた文よりも、様々なことを学んで気付いた今の文の方が、自分の思いをしっかりと書けたと思います。

でも、今さらほじくり返すように謝罪文を送られても迷惑でしょう。

だから、自分が変わることで二度と被害者を出さないようにしていくのが、自分が言葉でなく態度で出来る謝罪です。